
局所麻酔・短時間・前処置なし|芦屋ウィメンズクリニックの子宮鏡手術が選ばれる理...
2025/04/20
2025/05/14
「腟から何かが出ている感じがする」「違和感があって気になる」——そのようなご相談で受診される方が多くいらっしゃいます。
実際に何が腟から出てきているのかは、診察をしてみないとわかりませんが、骨盤臓器脱の可能性もあるので、ぜひ一度受診してください。
「恥ずかしいから」「年齢のせいだから」と症状を我慢されている方も少なくありませんが、骨盤臓器脱は適切に対応することで、日常生活の質(QOL)を大きく改善できる病気です。
お気軽にご相談いただける環境を整えていますので、安心してご来院ください。
骨盤臓器脱とは、膀胱・子宮・直腸などの骨盤内の臓器が下がってきて、腟の外に脱出したり、その近くに下がったりする状態です。
【主な症状】
【原因とる要素】
症状には個人差がありますが、これらの症状によって、外出が億劫になっているというお話をよく聞きます。日常生活を楽しむためにも、婦人科医にご相談ください。症状を改善する方法をご提案します。
まずは丁寧な問診を行い、どのような症状があるのか、日常生活にどの程度支障が出ているかを伺います。そのうえで、内診にて、どこが損傷していて、どの臓器がどの程度下がってきているのかを確認します。
「腟から何か出ている」と感じていても、それが膀胱、子宮、直腸のいずれなのか、あるいは他の病気が関係しているのかは、診察したうえで判断します。当院では、プライバシーに十分配慮しながら、患者様が安心して受けられる診察を心がけています。
■ 保存的治療
① 骨盤底筋体操
ご自身で骨盤底の筋肉を鍛えることで、軽度の下垂感や尿漏れに対しては改善が期待できます。
② ペッサリーの使用
腟内にリング状の器具(ペッサリー)を挿入して、臓器の脱出を防ぐ方法です。当院では、ご自身でペッサリーを着脱できるように指導をします。
普段、メガネをかけて寝ませんよね?ペッサリーも同じです。寝る前には外し、活動する時間帯に装着する、というのが理想です。高齢の方でも問題なく自己着脱できていますので、手術を避けたい方にも適した治療です。
■ 手術的治療
保存療法で症状が改善しない場合や、臓器の脱出が進んでいる場合には、手術による治療が必要になることもあります。
ただし、手術をすべきかどうか、またどのような手術方法が望ましいかの判断は、非常に専門性が高い領域です。手術は、腟式手術(腟から行う手術)または腹腔鏡手術で行います。重症例にはメッシュという網状の人工物を使用することもあります。下垂している部位や重症度に応じて術式を組み合わせる必要がある専門性の高い分野であり、適切に対応できる医師が少ないのが現状です。
当院院長は日本女性骨盤底医学会より専門医資格の認定を受けており、提携医療機関にて手術を行っています。ペッサリーや骨盤底筋体操などの保存的治療では難しいと言われた方、ぜひ一度ご相談ください。専門医の立場から、ご希望や生活背景もふまえたうえで、最適な治療方針をご提案いたします。
「手術が必要かどうか迷っている」「どの病院で手術すればいいかわからない」という方も、まずは当院で専門的な診察とアドバイスを受けてみてください。
骨盤臓器脱は、決して珍しい病気ではなく、多くの女性が抱える可能性のある体の変化です。
「腟から何か出ているように感じる」といった症状がある場合には、放置せず、正確な診断を受けることが大切です。
どのような治療が最適かは、症状の程度や生活背景、そして患者様ご本人の希望によって異なります。
専門医による的確な診断と治療方針の提案が、安心と回復への第一歩です。
芦屋ウィメンズクリニックでは、骨盤臓器脱の診療・相談を専門的に行っています。
少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。