
子宮頸がん検診なぜ必要?—未来のために、今できること—
2025/02/17
SERVICESピル・ワクチン・検診
婦人科検診
当院で受けられる婦人科検診は、「子宮頸がん検診(細胞診、またはHPV検診)」「超音波検査」です。不正出血や生理痛、下腹部痛などの症状のある方は保険診療になりますので、診察時にご相談ください。
当院は、芦屋市子宮頸がん検診実施医療機関として登録しています。芦屋市に住民登録している20歳以上の女性は、1000円の自己負担のみで子宮頸がん検診(細胞診)を受けられます。(子宮頸がん検診無料クーポン券をお持ちの方、70歳以上の方は無料)
芦屋市がん検診は2年に1回お受けいただける大変お得な検診です。クーポン券や特別な書類は必要ございません。お気軽にご来院ください。
HPV検査を、子宮頸がん検診として細胞診の代わりに受けることもできます。
HPV検診は、従来の細胞診よりも高度異形成の検出率が高く[1]、子宮頸がんの発生を減らす効果があることがわかっています[2]。さらに、HPV検査が陰性だった場合は、次の検診まで5年間あけても大丈夫とされており、定期検診の負担を軽くすることができます。
ただし、29歳以下の方は一時的なHPV感染が多くみられるため、これまで通り細胞診での検診がすすめられています。
ご希望があれば、結婚前などといった個人の状況に合わせて、追加の検診項目を提案します。気軽にご相談ください。
個々の現状に合わせたもう一歩踏み込んだ相談をしたい方向けに、当院では医療相談というサービスを提供しています。ご希望の方は、ぜひお申込みください。検査前に医療相談で詳細な状況を伺い、今のあなたに合う検診内容を提案します。
[1] Ronco, et al. Efficacy of HPV-based screening for prevention of invasive cervical cancer: follow-up of four European randomized controlled trials. Lancet 2014 Feb 8;383(9916):524-32.
[2] Wang, et al. Human papillomavirus-based cervical screening and long-term cervical cancer risk: a randomized health-care policy trial in Sweden. Lancet. 2024 Nov;9(11):e886-e895.