中高生注目!HPVワクチンについて考えてみましょう...
2025/01/17
2025/01/10
避妊は、単なる妊娠回避以上の意味を持つ、女性の人生と健康を守るための大切な選択です。望まない妊娠から自分の身体と未来をコントロールし、自己決定権を尊重する重要な健康管理の一つだと私たちは考えています。
現代では、多様な避妊方法から個人に最適な方法を選ぶことができます。年齢、ライフスタイル、健康状態に応じて、信頼性、使いやすさ、副作用、経済性などを総合的に考慮することが大切です。
皆さんに率直に問いかけたいのは、「本当に適切な避妊をしていますか?」という点です。
「今日は大丈夫だろう」「1回くらい大丈夫」という楽観的な考えは禁物です。たった1回の「大丈夫ではない」経験が、人生を大きく変える可能性があります。自分の身体と未来を想像力豊かに、そして責任を持って守ることが重要です。
海外も含めると、世の中には様々な避妊方法がありますが、日本国内で選択できる避妊方法は3種類だけです。それぞれの方法に長所と短所があります。自分に最適な方法を見つけることが何より大切です。
妊娠を検討する際は、以下のポイントを慎重に考慮しましょう:
妊活を始める何か月前に避妊を止めるべきですか?という質問をよく受けるのですが、「お二人の準備が整うまでは避妊を続けてください」とお答えしています。言い換えると、例えば、ピルを飲んでいる方が妊活を想定して早めにピルを止める必要はない、ということです。
避妊は個人の選択であり、唯一の正解は存在しません。自分の人生、健康、価値観に基づいて、最適な方法を選んでいくことが大切です。不安や疑問がある場合は、産婦人科医や専門家に相談し、正確な情報と適切なアドバイスを得てください。
余談ですが、「避妊を止めれば妊娠できる」と思っている方が意外と多いことに驚かされます。避妊と妊娠は同じ生殖に関する基礎知識に基づいていますが、若いときに受ける性教育が避妊に焦点を当てるあまり、妊娠するための知識が不足しがちなのだと思います。この点については、また別の機会に詳しくお話しさせていただきます。
芦屋ウィメンズクリニックでは、患者様の「今」だけを診るのではなく、一人ひとりのキャリアや人生観などの「未来」もお聞きしながら、ご本人にとって最適な選択肢は何かを一緒に考えることを大切にしています。そのため、避妊や妊娠のタイミングについてお悩みの方向けには、「医療相談」という枠でゆっくりお話を伺う仕組みを整えています。来院困難な場合には、オンラインでお話を伺うこともできるので、ぜひお問い合わせください。