中高生注目!HPVワクチンについて考えてみましょう...
2025/01/17
2025/01/26
生理痛は多くの女性が経験するものですが、その痛みが「普通の範囲」かどうか分からずに悩む方も多いです。基本的に、鎮痛剤を必要とする生理痛は「普通」とは言えません。何かしらの病気が隠れている可能性があります。特に、日常生活に支障が出るほどの痛みや、鎮痛剤があまり効かない場合は、子宮内膜症という病気が関係している可能性があります。ここでは、生理痛と子宮内膜症の関係、そして無治療で経過することで妊娠に与える影響について説明します。
子宮内膜症は、本来は子宮内にあるべき子宮内膜組織が、卵巣や腹膜などの子宮外の場所で増殖する病気です。この増殖した組織は、生理周期に合わせて出血しますが、体外に排出されないために炎症や癒着を引き起こします。その結果、強い痛みや不快感が生じることがあります。
以下のような症状がある場合、子宮内膜症の可能性があります:
子宮内膜症は月経がある限りは徐々に進行する性質があり、骨盤内の炎症によって卵巣や卵管の周囲が癒着してしまうことや、卵巣や卵管および子宮内膜の機能が低下することで、妊娠しにくくなることがあります。しかし、早期に診断を行い適切な治療と管理を受けることで、こうしたリスクを抑えることができます。妊娠を希望する時期に合わせた管理を行うので、特に将来妊娠を考えている方は、早期の受診が重要です。
以下のような状況に該当する場合、婦人科受診を検討してください:
子宮内膜症による生理痛や妊娠への影響は、早めの診断と適切な対応で軽減できます。「これは普通の痛みだから」と我慢せず、気になる症状があれば専門医に相談してください。早期の受診が、未来の健康や選択肢を守る大切な一歩になります。
芦屋ウィメンズクリニックでは、患者様の「今」だけを診るのではなく、一人ひとりのキャリアや人生観などの「未来」もお聞きしながら、最適な治療のタイミングと方法を一緒に考えていきます。生理痛で痛み止めを飲んでいる場合は、ぜひ受診してください。来院困難な場合には、まずはオンライン診療でお話を伺うこともできるので、お問い合わせください。