
【総集編】未来を守る手術の話 全5回まとめ...
2025/08/21
2025/09/07
ピルは、毎日1錠を同じ時間に飲むのが理想的です。
とはいえ、うっかり飲み忘れてしまう、などは誰にでもあり得ます。
今回は、そんなピルの飲み方について「こんな時どうする?」といったトラブルシューティングを紹介します。
ここで取り上げるのは、「1相性のピル」(1シート全てに同じ成分が含まれるタイプのピル)です。商品名でいうと、マーベロン、ヤーズ、ルナベル、ジェミーナなどがあります。ご自身が飲んでいるピルが1相性かどうかわからない、という場合は、処方しているクリニックに問い合わせましょう。
ピルを飲み忘れて寝てしまった!ということは、案外よくあります。
1錠分の飲み忘れであれば、気づいた時にその1錠を飲んでください。もし、飲み忘れに気づいたのがいつもの服用時間に近い場合は、2錠を一緒に服用しても問題ありません。翌日の服用から、毎日飲んでいる時間帯に飲むようにすれば大きな問題はありません。
基本的には毎日同じ時間に飲むことが推奨されていますが、服用の時間帯が2〜3時間ずれても、効果に大きな影響はないので安心してください。
とはいえ、人によってはその1日の飲み忘れのタイミングで生理が始まってしまう可能性もありますので、なるべく飲み忘れないように工夫をしておきたいですね。
体調不良などで連続2日とも飲めなかった・・・という場合には、飲み忘れに気づいた時点で、前日分と当日分の2錠をまとめて服用します。その後は、通常通りの時間に服用を続けます。ただし、48時間以上経過している場合は、避妊効果が低下する可能性があるため、飲み忘れた日から1週間が経つまでは、性交渉を避けるか、他の避妊方法を使用することが必要です。
3日飲み忘れた場合は、全部で4-7日の休薬期間を設けてください。この間に生理が始まります。生理が終わっていても、終わっていなくても、休薬期間を終えたらピルを再開してください。休薬期間を何日設けるべきなのかは、処方しているクリニックに問い合わせてください。
1相性の場合は、どの錠剤から飲んでも成分は変わらないため、もし飲む順番を間違えても問題はありません。なお、実薬と偽薬を間違えた場合は、実薬を飲みましょう。
飲んだことを忘れて1日に2錠飲んでしまった場合、通常のお薬であれば過剰摂取となり体調を崩してしまうなどの問題がありますが、ピルに関しては大きな問題はありません。
間違って1錠多めに飲んでしまった翌日以降は、通常通り1日1錠、決まった時間に飲むようにしてください。前日に2錠飲んでしまったから今日は飲まない、といった調整をしてしまうと、正しい効果が得られなくなってしまう可能性がありますので注意が必要です。
飲み忘れや飲み間違いによって手持ちのピルが足りなくなってしまう場合や、体調に変化が起こった場合などは、早めにクリニックへ相談の上、受診することも大切です。長期的な体調不良によってしばらく服用ができなかった場合なども、月経周期を確認して正しいサイクルで服用を開始できるようサポートします。特に避妊目的でピルを常用する方にとっては、飲み忘れは大きな不安につながると思いますので、早めにご相談ください。
来院が難しい場合には、オンライン診療でもご相談を受け付けています。
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