子宮筋腫の治療法:どんな選択肢があるの?
2024/11/07
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子宮筋腫
子宮筋腫は、女性の3人に1人といわれている非常に頻度の高い疾患です。原因は不明で、予防方法もありません。しかし、小さいものであれば無症状のことも多く、その場合は経過観察となることがほとんどです。ただし、閉経までは子宮筋腫が大きくなる可能性があるため、長期的な視点でライフステージに合わせた管理と治療計画を考えることが大切です。
子宮筋腫は位置や大きさによって、過多月経や不正出血の原因になります。日常生活に支障が出る場合や貧血など健康面の問題が生じる場合は、治療の対象となります。また、日常生活には支障がなくても、子宮筋腫が妊娠を妨げたり、妊娠中のトラブルの原因になることもあり、状況に応じて治療を検討する必要があります。
薬物療法で症状緩和可能なこともありますが、子宮筋腫の発育を長期的に抑える薬物は日本では入手できません。そのため、子宮筋腫が発育した場合や、薬で症状が緩和されない場合、妊娠を見据えた場合などには手術をお勧めします。手術の方法や内容は病状や年齢に応じて選択されます。何を目的にどのような手術をするか、その後の管理をどう行うか、未来を見据えながら治療計画を立てることが重要です。
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当院院長は子宮筋腫の患者様も含め、数多くの腹腔鏡手術の経験を持っており、希望される方には、提携医療機関にて出張手術を行うこともできますので、まずはご相談ください。